Facebookの一部従業員が「虚偽のニュース」対策の秘密タスクフォース結成のうわさ
Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは米大統領選の結果へのFacebook上の虚偽のニュースの影響についての批判を「クレイジーだ」と否定したが、「クレイジーなのはそれを否定する方だ」として一部の従業員が秘密の対策チームを結成したという。
米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは、今回の選挙結果にはFacebookのニュースフィード上に表示された虚偽のニュースが与えた影響が大きいという批判を否定したが、同社の従業員の一部がこの問題に取り組む秘密のタスクフォースを結成したと、米BuzzFeedが11月15日(現地時間)、このチームを結成した匿名希望のメンバーからの話として報じた。
このチームのメンバーは今のところ十数人で、上司に秘密で連絡を取り合っているという。ザッカーバーグ氏はFacebook上の虚偽ニュースに関する批判は「非常にクレイジーだ」と語ったが、メンバーの1人はBuzzFeedに対し、「クレイジーではない。クレイジーなのはそれを否定した方だ。彼(ザッカーバーグ氏のこと)もわれわれ従業員も大統領選挙の期間中、ニュースフィード上に大量の虚偽のニュースが流れていたことを知っているのに」と語った。BuzzFeedの取材に応じた5人の従業員はいずれも、名前が明るみに出たら解雇されることを恐れているという。
ザッカーバーグ氏も述べたように、Facebookには虚偽のニュースを報告するツールが備わっているが、報告への対処ガイドラインは不明確という。2人の従業員によると、虚偽のニュースの報告に関しては、他のユーザー規約違反よりも対策がゆるいという。
Facebookはこの件についてのコメントを拒否している。
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