東日本・中日本・西日本高速道路株式会社(NEXCO)の3社はこのほど、高速道路の逆走事故を防止する対策技術を公募すると発表した。道路、運転者、自動車それぞれの視点から対策を打ち立てるのが狙い。
公募する技術は「逆走を未然に防ぐ」「逆走を気付かせる」「逆走をいち早く発見する」といったテーマに沿ったもの。例えば「センサーなどを使った誤進入地点での注意喚起」「カメラによる逆走検知システム」「逆走に至りにくい道路構造」など。
同社はテーマについて「あくまで例示であり、これらの技術に限定するものではない」としている。高速道路上での逆走は2日に1回の頻度で発生しており、正面衝突といった事故が後を絶たないという。国土交通省は2020年までに逆走事故ゼロ達成を目標とし、2016年3月に「高速道路での逆走対策に関するロードマップ」を策定。本公募もその取り組みの一環。
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