埼玉県和光市は12月2日、東武鉄道・東京メトロの和光市駅から理化学研究所(理研)までの歩道を「ニホニウム通り」と名付けると発表した。理研のグループが発見した新元素「ニホニウム」にちなんだもので、市民投票で決めたという。
この歩道は、新元素の発見を記念するシンボルロードとして市が11月に整備をスタート。11月1〜20日に市の公式Webサイトや公共施設で行った市民投票では、合計425票が集まり、「理研通り」「113ストリート」「理化学の小径(こみち)」を抑えて「ニホニウム通り」(165票)がトップになった。
ニホニウムは、理研の研究グループが2004年7月に初めて合成に成功した113番元素。15年12月に日本が命名権を獲得し、16年11月に元素名が「ニホニウム」、元素記号が「Nh」に正式決定した。
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