ソニー、スマホゲームに本格参入 「みんなのGOLF」「パラッパラッパー」「ぼくのなつやすみ」など人気作リメイク
ソニーの子会社が、スマホ向けゲームを来春から順次公開すると発表。「みんなのGOLF」「パラッパラッパー」などPlayStationの人気作をリメイクする。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)子会社のフォワードワークスは12月7日、スマートフォン向けゲームアプリを2017年春から順次公開すると発表した。過去のPlayStation向け人気タイトルをリメイクするなどして、ソニーがスマホゲームに本格参入する。
第1弾として、97年にPlayStation向けに発売した「みんなのGOLF」を、アプリ「みんゴル」(iOS/Android)と改め17年春に公開する予定。スマホ画面をタップし、指を引っ張るだけでショットが打てるため、「よりシンプルで、より直感的に楽しめる操作性に生まれ変わった」という。
「みんゴル」に続けて、PlayStationの人気タイトルだった「アークザラッド」(95年発売)、「パラッパラッパー」(96年発売)、「どこでもいっしょ」(99年発売)、「ぼくのなつやすみ」(2000年発売)などもスマホ向けの新作として順次展開するという。公開予定日、対応OSは明らかにしていない。いずれも価格は未定。
リメイク作品のほか、広島尾道市を舞台に“宇宙漁業”に挑む少女を描いた「ソラとウミのアイダ」など、完全新作の開発にも取り組むという。
フォワードワークスは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現SIE)が16年4月に設立したスマホゲーム専門の開発会社。PlayStationの過去作やゲームキャラクターなどの知財を活用し、「スマートフォンに最適化したゲームアプリを、日本とアジア市場に提供する」としている。
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