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現金いらずの「顔認証支払い」社食に導入 三井住友が実証実験
現金を持ち歩かなくても、顔認証で社員食堂の代金を決済する実証実験を、NECと三井住友フィナンシャルグループなどが始めた。
現金を出さずに顔認証で決済できる――そんな実証実験を、NECと三井住友フィナンシャルグループが三井住友銀行(SMBC)と三井住友カードの社員食堂で始めた。
利用者は、食堂に設置されたカメラで顔を撮影。あらかじめ登録した顔画像と照合し、本人確認を行う。社食の利用情報は給与システムと連携し、代金を給与から天引きする仕組みだ。人と顔画像との照合作業には、NECが開発した顔認証エンジン「NeoFace」を用いる。
期間は17年1月末まで。SMBCは本店・東館に務める社員約1000人を対象に、三井住友カードは東京本社の社員約400人を対象にそれぞれ実施する。
生体認証はなりすましが難しいとされ、カードなどの物理的なID情報を携帯しなくてよいメリットがある。中でも顔認証は、専用の認証装置が不要な特徴があるという。
三井住友カードは実験を通じて顔認証決済サービスの商用化に向けた課題を検証し、店舗への導入を推進するという。
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