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Microsoftの「りんな」の後輩チャットbot「Zo」がKikでデビュー Facebook Messengerでも提供へ
MicrosoftがTayの失敗を乗り越え、新ソーシャルチャットbot「Zo」をデビューさせた。まずはチャットアプリ「Kik」で会話できる。今後、SkypeやFacebook Messengerでも利用できるようになる見込みだ。
米Microsoftは12月13日(現地時間)、ソーシャルチャットbot「Zo」を発表した。まずは米Kikのチャットアプリ「Kik」でZoと会話できるようになった。
Zoは日本の「りんな」や中国の「Xiaolce」などと同じ技術で構築したソーシャルチャットbot。既に米国内では10万人以上の人間と“会話”したという。会話の長さは、これまでの同社のチャットbotとしては最長(9時間53分の1229回のやりとり)を記録したとしている。将来的にはSkypeとFacebook Messengerにも登場するという。
同社の発表文には「Tay」の名前は出てこないが、彼女の失敗を踏まえてセキュアなbotになっているようだ。
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