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Twitter、検索結果も非時系列に 機械学習による優先順位を採用
Twitterが、検索結果をこれまでの時系列から関連性の高い順での表示に切り替えたと発表した。2月に導入したタイムラインでの非時系列表示と同様に、機械学習でランクを決める。
米Twitterは12月19日(現地時間)、これまで時系列(新しいものが上)で表示してきたTwitterでの検索結果を、関連性が高い順の表示に切り替えたと発表した。
Twitterは「ユーザーはコンテキストをよりよく理解したくてTwitter検索をするはずだが、最新のツイートが最も目的にかなうとは限らない。(中略)ユーザー体験を改善するために、Twitter検索結果ページでは関連性の高い順に検索結果を表示するようにした。表示するツイートの候補は、長いタイムレンジの多様なソースから選び、機械学習モデルでランク付けしている」と説明する。
Twitterはこの切り替えまでに様々なテストを実施し、ツイートとアカウントの表示バランスや動画付きツイートの表示でスクロールせずに表示できるツイート数が減ってしまう問題などを調整しているという。
Twitterは2月、タイムラインでも時系列ではなくアルゴリズムがユーザーにとって重要だと判断したランク順に表示する機能を追加した。この「タイムラインの優先表示」機能は無効化が可能だが、検索結果の非時系列表示は、少なくとも発表段階では無効にできないようだ。
【追記】公式アプリの検索結果画面には「最新」タブが表示されるので、これをタップすれば時系列の検索結果を表示できる。
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