「Windows 10」、次期アップデート(Creators Update)でブルーライトフィルター追加へ
Microsoftが今年最初のWindows Insider Programのビルドになる「Build 15002」を公開した。今春提供予定の「Windows 10」の次期アップデートで追加になるブルーライトフィルターや「Microsoft Edge」の新タブ機能などが試せる。なお、ブルースクリーンがグリーンスクリーンになるのはInsider向けだけだ。
米Microsoftは1月9日(現地時間)、Windows Insider ProgramのFast Ringユーザー向けに、「Windows 10」の「Build 15002」の配信を開始したと発表した。この2017年最初のBuildには、今春提供予定の「Creators Update」(Redstone 2)の新機能が多数含まれる。
なお、「ブルースクリーン(Blue Screen of Death:BSoD)」がグリーンになるといううわさがあったが、これはWindows Insiderのバージョンのみで、製品版では従来通りブルーのままにするとしている。グリーンにする目的は、バグレポートがWindows Insiderのものか製品版のものかの違いを明確にすることという。
Creators Updateに反映される予定の新機能としては例えば、ブルーライト削減機能が追加される。こうした機能はiOSの「Night Shift」などとしてスマートフォン向けに搭載されている他、Windowsでも「f.lux」などのアプリをインストールすることで既に使えるが、これを[設定]→[システム]→[ディスプレイ]で設定できるようになる。
また、ディスプレイの設定画面が大幅に変わり、ディスプレイ解像度の変更が、[設定]→[システム]→[ディスプレイ]でできるようになる(現在はさらに[ディスプレイの詳細設定]まで進む必要がある)。
この他の新機能の一部を紹介する。
- 「Microsoft Edge」にタブプレビュー機能(下の画像)や開いたタブが増えすぎた場合に“脇に置いておく”機能が追加される
- スタートメニューにアプリをフォルダにまとめる機能(Windows Mobileには既にあった機能)
- Windows Updateを35日間延期する機能とドライバーのアップデートを含めるかどうかを選択する機能がProfessional、Enterprise、Educationエディションに追加
- 画面の一部のスクリーンショットを[Windows]+[Shift]+[S]でクリップボードに保存可能に
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Microsoftによる新機能紹介は公式ブログを参照されたい。
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