ニュース
米Yahoo!が社名変更 「Altaba」に(Verizonへの主要事業売却後)
米Yahoo!は主要事業をVerizonに売却後、ヤフー日本法人と中国Alibabaの株を保有するAltabaという名の投資企業になる。Verizon入りする見込みの現CEO、マリッサ・メイヤー氏はYahoo!(Altaba)の取締役を退任する。
米Yahoo!は、主要事業を米Verizonに売却後、企業名を「Altaba」に変更する。同社が米証券取引委員会(SEC)に提出した1月9日付の文書で明らかになった。
両社は2016年7月、VerizonがYahoo!の検索、広告、ニュース、ファイナンス、スポーツ、約2億2500万人のMAUを擁するメールサービスなど、ほとんどの事業を買収することで合意したと発表した。当時発表された買収総額は約48億ドル。VerizonはYahoo!のブランドを残す見込みだ。
Yahoo!は、ヤフー日本法人株の約35%と、中国Alibaba株の約15%は保有するAltabaという投資企業になる。
これに伴い、マリッサ・メイヤーCEOを含む5人がYahoo!の取締役を退く。
メイヤー氏については、Verizon傘下のAOLのティム・アームストロングCEOが買収発表段階で、「買収後のポジションは未定」としていた。少なくとも取引完了まではVerizonに留まるとみられる。
Yahoo!は売却発表後、大規模なセキュリティ問題を起こし、取引成立が危ぶまれたが、少なくともまだ破談になっていないようだ。
関連記事
- 米Yahoo!、10億人分のユーザー情報流出 前回は5億人
米Yahoo!が、9月に発表した5億人分に続けて、10億人以上のユーザー個人情報が盗まれていたことが分かったと発表した。盗まれた可能性のあるyahoo.comアカウントには注意喚起のメールが届いている。 - 米Yahoo!の買収はGoogleとFacebookに対抗するため──AOLのアームストロングCEO
Verizon傘下のメディア企業AOLのティム・アームストロングCEOがRecodeのインタビューで、買収するYahoo!のマリッサ・メイヤーCEOのポジションは未定だが、少なくとも取引完了までは協力していくと語った。 - 米Yahoo!の主要事業をVerizonが48.3億ドルで買収へ
長く身売りを検討していた米Yahoo!が、通信大手のVerizonに主要事業を約48億3000万ドルで売却することで合意したと発表した。Verizonは昨年44億ドルで買収したAOLとYahoo!を合わせ(ブランドは残す)、コンテンツおよび広告事業強化を進める狙いだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.