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Apple、Greenpeaceの環境優良企業ランキングで3年連続首位に
環境保護団体のGreenpeace Internationalが環境問題に取り組むIT企業ランキングを発表した。首位は3年連続でAppleで、Facebook、Googleがそれに続く。
環境保護団体Greenpeace Internationalは1月10日(現地時間)、環境問題に取り組むIT企業のランキング「Clicking Clean」を発表した。米Appleが3年連続で首位だった。
このランキングは、同団体が独自の手法で主要企業のエネルギー利用状況やクリーンエネルギーの取り組みを調査・分析して評価するというものだ。
今回からアジアの企業(Alibaba.com、Baidu、Naver、Samsung Electronics)も評価対象に加え、全15社を対象とした。
Appleはアドボカシー(政策提言)以外の4つの指標でAを獲得してのトップだった。2位は米Facebook、3位は米Googleだった。
主要ネット企業に対するクリーンエネルギー利用評価。項目は左から、評価指数、電源比率(天然ガス、石炭、原子力)、エネルギー使用状況の透明性、再生可能エネルギーの導入意欲、エネルギーの効率化、再生可能エネルギーの活用、政策提言(資料:Greenpeace)
AppleとGoogleはデータセンターおよびオフィスでの100%再生エネルギー使用を目標に掲げている。Facebookはデータセンターでの100%再生エネルギー使用を目標としている。
Greenpeaceはこの報告で、動画ストリーミング、音楽ストリーミング、ソーシャルサービス、検索サービスなどのカテゴリー別のランキングも発表した。例えば動画ストリーミングではGoogle傘下のYouTubeは評価がAだが、米NetflixはD、米HuluはFだった。
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