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移民規制の大統領令に地裁判事が差し止め命令 トランプ氏は「ひどい決定」とツイート

米ワシントン州連邦地裁の判事が、ドナルド・トランプ米大統領の移民規制に関する大統領令の、全米での一時的な差し止めを命令した。これに対しトランプ氏は「1判事の決定のせいで危険な人々が米国に流入することになる。ひどい決定だ」などとツイートした。

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 米ワシントン州の連邦地裁は2月3日(現地時間)、移民の入国を規制する大統領令について、一時的差し止めを全国的に命令した。この命令は全米で即日効力を発揮し、有効なビザがあれば“懸念7カ国”の市民も入国できることになる。

 この命令は、ワシントン州政府がこの大統領令が違憲だとして連邦政府を連邦地裁に提訴していた裁判でのもの。この裁判の動画は米国裁判所の公式ページで視聴できる。

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大統領令の差し止め命令を出したジェームズ・ロバート判事

 トランプ政権はこの命令に執行停止を求める方針だ。トランプ氏はこの命令について、個人Twitterアカウントで「判事と呼ばれているこの男の、我が国から法執行をなくすような意見は話にならない。覆るだろう!」「1人の判事が規制令を差し止めたせいで、多数の悪質で危険な人々がわれわれの国に流入することになる。ひどい決定だ」などとツイートしている。

変更履歴:当初、トランプ氏のツイートにある「A terrible decision」を「ひどい判決だ」としていましたが、「ひどい決定だ」に修正しました。[2017/2/7 7:20]



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