ジョン・マルコビッチ熱演CMも見られるYouTubeのスーパーボウルCMまとめサイトは10周年
2月5日(現地時間)開催の米NFLの王座決定戦、スーパーボウルのために作られたCMのまとめページ、「YouTube Blitz」が今年も公開されている。2016年にベスト20にランキングされたCMの90%はテレビでの放映前に公開されたものだった。
米Google傘下のYouTubeが毎年スーパーボウルの開催に合わせて開設する放映中のCMまとめページ「AdBlitz」が10周年を迎えた。
スーパーボウルは、米National Football League(NFL)の王座決定戦で、米国では国民的な人気があり、今年の中継番組内のCM枠は30秒で500万ドルといわれている。この枠では例年、古くは米Appleの「1984」のような、特別なCMが放映される。
今年のスーパーボウル(Super Bowl LI)は2月5日(現地時間)の開催だが、AdBlitzには既にゲーム中に放映される予定のCMが多数公開されている。
YouTubeが10周年を記念して公開したインフォグラフィックス(PDF)によると、2016年にテレビでの放映より先にYouTubeで公開されたスーパーボウルCMは、2008年の3倍だったという。AdBlitzの2016年のランキングで20位までの90%は、放映前に公開されたものだった。
今年の上位にランクされそうなのは、米ドメインサービス、SqurespaceのCMだろう。「マルコビッチの穴」などで知られる個性派俳優、ジョン・マルコビッチを主役に、彼が自分のファッションブランドを立ち上げた際、「johnmalkovich.com」というドメインが既に取られてしまっていて憤慨するというストーリー。
マルコビッチは過去にSquarespaceのCMに出演しており、その縁で実際にブランド立ち上げの際にSquarespaceがjohnmalkovich.comドメイン取得をサポートしたという。
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