カドカワは2月9日に発表した2016年10〜12月期連結決算で、動画サービス「niconico」の有料会員「プレミアム会員」(月額500円・税別)が初めて減少したと明らかにした。12月末時点で252万人と、9月末比で4万人減った。
プレミアム会員は、「ニコニコ動画」サービス開始の翌年・2007年6月にスタートし、2013年に200万人を突破した。動画の読み込みが早くなったり、低画質モードを回避できるなどの特典が受けられる。
niconicoの総ユーザー数(ID発行数)は6210万人で、男性が66%、女性が34%。年代別では20代が最多で40.2%、30代が次に多く23.8%となっている。
著名人や企業などがコンテンツを配信する「ニコニコチャンネル」の有料会員数は12月末時点で60万人と、順調に伸びているとしている。
niconico事業を含むWebサービス事業の16年10〜12月期の売上高は前年同期比5.4%減の235億円、営業利益は前年同期比39.0%減の24億円。「ニコニコ超会議2016」のコンテンツ制作費用が前回を上回ったことや、niconicoの高画質化、HTML5対応などの費用が響いた。
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