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「グルメンピック」企画会社が破産 突然の開催延期、出店予定者と返金トラブルも
グルメイベント「グルメンピック」を企画していた大東物産が破産開始決定を受けた。2月に予定していたイベントを突然中止し、返金をめぐって出店予定者とトラブルになっていた。
東京商工リサーチによると、グルメイベント「グルメンピック」を企画していた大東物産が2月20日、東京地裁から破産開始決定を受けた。2月にイベントを開催すると告知していたが、1月半ばになって延期を発表。返金をめぐって出店予定者とトラブルになっていた。負債額は調査中。
同社は、「グルメンピック」開催を目指し昨年7月に事業を開始。17年2月に東京・味の素スタジアムパークで10日間、大阪・舞洲スポーツアイランドで8日間「グルメンピック」を開催するとしていた。出店料は先着20万円、その他は40万円とし、全国の飲食店を中心に募集。1月23〜25日に東京と大阪で説明会を予定していた。
だが1月17日になって「会場運営などの請負会社の急なキャンセルで、事故防止が困難になった」とし、イベント開催日程の延期を発表。2月末までに出店料を返金し、イベントは8月末〜9月に開催すると発表した。その後、同社や実行委員会と連絡が取りづらい状況が続き、出店予定者と返金に関するトラブルが発生。一部の出店予定者が警察に相談していたという。
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