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100年前のアニメ無料公開 東京国立近代美術館、所蔵フィルムをデジタル化
古いアニメを公開するサイト「日本アニメーション映画クラシックス」を国立近代美術館がオープンした。100年前のアニメなどが見られる。
東京国立近代美術館フィルムセンターは2月22日、同館が所蔵する古いアニメ作品を無料公開するWebサイト「日本アニメーション映画クラシックス」を、国立情報学研究所(NII)と共同で構築して公開した。
日本でアニメ映画が誕生したとされる1917年から100年目を記念し、日本のアニメ草創期に光を当てる企画。フィルムセンターが所蔵するフィルムからデジタル化したクラシックアニメ64本を、「物語」や「アクション」などカテゴリー別や年代順で見られる。
1917年公開の最古の作品「なまくら刀」は、なまくら刀を手に入れた武士をコミカルに描く4分間の作品。33年公開の「のらくろ二等兵 教練の巻」など「のらくろ」シリーズや、国家「君が代」を背景に日本神話を描く「君が代」なども収録した。
アニメ作家の大藤信郎さん(1900-61)に関する資料を集めた「大藤信郎記念館」も公開。作品など約140点の資料を閲覧できる。
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