東芝は3月14日、同日に予定していた2016年4〜12月期の決算発表を再延期する承認申請書の提出を行ったと発表した。承認されれば、2月に続いて2回目の延期となる。
14日が関東財務局への提出期限だった。再延期の理由は不正会計に関する社内調査に、さらに4週間程度の時間を要するためとしている。
内部統制の不備などを理由に2月14日の決算発表も延期していた。延期後の調査で得られたメールデータや証言などの情報から、原子力会社の米CB&Iストーン&ウェブスターに関連する16年4〜12月期以外を含む追加調査が必要と判断したという。延長が承認された場合の提出期限は4月11日になる。
経営再建中の同社は、米原子力関連会社の買収に伴う巨額の損失を計上する見通し。
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