ニュース
シャープ、日本酒を氷点下にキープし提供できる技術を確立 石井酒造とコラボし「−2度の日本酒」発売
液晶材料の研究で培った技術をベースに「日本酒専用の保冷バッグ」を開発。
シャープは液晶材料の研究で培った技術をベースに「日本酒専用の保冷バッグ」を開発、石井酒造とコラボし、−2度の純米吟醸酒「雪どけ酒」冬単衣(ふゆひとえ)を発売する。先行販売は3月28日から。クラウドファンディングサイト「Makuake」にて受け付けている。目標達成しなくてもリターンがもらえる仕組みで、目標金額は100万円。
この保冷バッグには、シャープの社内ベンチャー「テキオンラボ」が開発した蓄冷材を採用。7年間の研究開発期間を経て誕生した蓄熱技術を蓄冷材に用いることで、実現した。
日本酒は飲む温度で味が変わるとされているが、今回の保冷バッグの登場によって氷点下にキープした日本酒を提供することが可能となり、「氷点下のキリッとした味わい」から「甘い香り」、「米本来の上品な甘み」と口の中で3段階に楽しめるという。
シャープは「蓄熱技術の研究開発をさらに進めるとともに、『蓄冷材料』を美食分野や物流分野などで活かす応用展開を追求し、新しい“適温”の世界を提案していきたい」としている。
(太田智美)
関連記事
- 「同じ観光名所に行き同じ写真を撮る人々、それでいいのか」──民泊のAirbnb、日本で観光体験仲介サービス地域を拡大
旅行者と空き部屋の提供者をつなぐ「ホームシェアリングサービス」を手掛けるAirbnbが、旅行関連サービスを拡張。観光体験(ツアー)を仲介する「体験」サービスの実施地域を東京に続いて大阪に広げる。 - 駅のホームが“酒場”に 京阪電鉄「中之島駅ホーム酒場」12月開催
駅のホームでビールや日本酒が立ち飲みできるイベント「中之島駅ホーム酒場」を、京阪電鉄が12月に行う。今年6月に続き2度目の開催となる。 - 「AI利き酒師」に日本酒を選んでもらった お味はいかに?
人工知能が好みの日本酒を選んでくれるというサービスが伊勢丹新宿本店でスタート。さっそく味見に行ってきた。 - 人工知能が「利き酒師」に 次は「AIソムリエ」 伊勢丹で8月末から
人工知能がユーザーの好みを分析し、味覚に合う日本酒を提案してくれるサービスが、伊勢丹新宿本店に8月末から登場。9月中旬にはワインを薦める人工知能も展開予定だ。 - 変換ミス「甲殻機動隊」が日本酒に 「攻殻機動隊」と酒造メーカーがコラボ
アニメ「攻殻機動隊」とコラボした「日本酒 甲殻機動隊」を白糸酒造が発売。 - 太田智美がなんかやる:180万円の研究開発用「ロボットアーム」と晩酌してみた
アールティが開発した研究開発専用ロボットアームと向き合った。 - 「義手をメガネのようにしたい」――誰もが自由に設計できる、オープンソース電動義手の狙い
「電動義手」の設計データから使われている部品情報、プログラム、ソースコードまで全てを無料で公開するイクシー。彼らには、腕をなくした家族がいるわけでも自分が義手を必要としているわけでもない。なのにどうしてここまでやるのだろうか? - ドラクエ30周年記念日本酒 純米大吟醸「そして伝説へ…」数量限定販売
「ドラゴンクエスト」シリーズ30周年を記念した純米大吟醸「そして伝説へ…」を福光屋が発売した。 - 「ガルパン」聖地の大洗町、ふるさと納税に1カ月で1億6000万円 返礼品にコラボ商品を追加
アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台・大洗町のふるさと納税額が12月の1カ月のみで1億6000万円に達した。返礼品に関連グッズを追加した影響が見られるという。 - エイ出版、ムック「日本酒入門」回収 既刊書の無断再掲載を著者指摘 「許諾確認に不手際」と謝罪
過去の自著と内容が酷似している無断“パクリ”本――エイ出版は、著者への「2次利用の許諾確認に不手際があった」とし、ムック「日本酒入門」を回収すると発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.