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Amazon.com、子どものゲーム内課金問題で7000万ドル以上返金へ
米連邦取引委員会(FTC)は、Amazonのアプリストアのゲームで子どもが親に無断でアイテムを大量に購入した問題をめぐる訴訟で、Amazonが苦情を申し立てたユーザーに払い戻すことで合意したと発表した。総額は7000万ドル(約78億円)に上る。
米連邦取引委員会(FTC)は4月4日(現地時間)、未成年が保護者に無断でゲーム内アイテムを購入できてしまうシステムに問題があるとして米Amazon.comを提訴していた件について、Amazonが顧客への払い戻しに合意したため、訴訟を終了したと発表した。
FTCは2014年7月にAmazonを提訴した。FTCは過去に同様の問題で米Appleも提訴し、和解でAppleは3250万ドルを払い戻した。
Amazonのケースでは、返金総額は7000万ドル以上になる。
この問題は、Amazonのタブレット「Kindle Fire」のAmazon Appstoreでダウンロードして遊べるゲーム内のアイテムなどを購入するシステムで、子どもが親のKindle Fireで無断でゲームのアイテムを購入してしまったというもの。Amazonへの苦情は数千件に上ったという。
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