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Twitterが米連邦政府を提訴 “アンチトランプ”アカウント情報めぐり
Twitterが、米政府当局がドナルド・トランプ大統領を批判するTwitterアカウントの正体を暴こうとしたのは言論の自由を守る米国憲法に違反するとして米連邦政府を提訴した。
米Twitterは4月6日(現地時間)、米国土安全保障省(DHS)と米税関国境警備局(CBP)および関連する個人を、米国憲法修正第1項(言論の自由に関する条項)に違反したとしてカリフォルニア州北部地区連邦地裁に提訴した。米Reutersが最初に報じた。
訴状によると、関連当局が、@ALT_USCISをはじめとする複数のTwitterアカウントの正体を暴こうとして調査ツールを違法に悪用したという。
@ALT_USCISはトランプ政権が誕生した2017年1月に登録されたアカウント。DHSと現行政権(ドナルド・トランプ政権)を公に批判している。Twitterのプロフィールには、「移民レジスタンス」とあり、本稿執筆現在、トップに米国憲法修正第1項の画像を固定表示している。
Twitterは2014年にもユーザー情報保護をめぐって当時の政権を提訴している。
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