Facebook、SnapchatのようなARエフェクトを自作できる「Camera Effects Platform」
Facebookがアプリの動画やプロフィール画像に追加するエフェクトを自作できる「Camera Effects Platform」を発表した。コーディングの知識がなくてもARエフェクトを作れる。
米Facebookは5月18日(現地時間)、カリフォルニア州サンノゼで開催の年次開発者会議「F8」で、3月に発表したFacebookアプリの新機能「Facebook camera」のエフェクトを開発するプラットフォーム「Camera Effects Platform」を発表した。
マーク・ザッカーバーグCEOは基調講演で、「Facebook cameraを最初のARプラットフォームにした」と語った。
Camera Effects Platformは、プロフィール画像やFacebookページにフレームを付けられる「Frame Studio」と、動画内の動くオブジェクトと連動する効果を追加できる「AR Studio」の2つで構成される。
Frame StudioはWebアプリになっており、既に公開されている。
デザインしたフレームをアプリで「審査」に申し込み、承認されれば他のユーザーもそのフレームを使えるようになる。
AR Studioは、まずはMac版がクローズドβとして一部の開発者に公開された。Snapchatなどで親しまれている動くフレームやマスク、「ライブ動画」で動画内の動きに反応して展開するエフェクトなどを構築できる。コードやスクリプトなしでエフェクトを作成できる機能が搭載されており、カスタマイズも可能という。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
動画へのARエフェクトは米SnapのSnapchatが先行しているが、Facebookはサードパーティー開発者を巻き込むことで強化する狙いだ。
関連記事
- Facebook、ソーシャルVRアプリ「Spaces」をβ公開
「Facebook Spaces」は、アバターになってバーチャル空間で友達と会話したりゲームをプレイしたりできるソーシャルVRアプリ。まずはOculus Rift向けβ版が公開された。 - Instagramストーリーのユーザーが本家Snapchat超えの2億人突破
Facebook傘下のInstagramがSnapchatの人気機能「ストーリーズ」を真似て追加した「ストーリー」機能のDAUが2億人を突破した。Snapchatの2016年12月時点のDAUは1億6000万人なので、おそらく本家を超えたことになる。 - FacebookのメインアプリにもSnapchat似の機能追加 ストーリー/フィルター付きカメラ/「Direct」
何かとSnapchatに似た機能を追加しているFacebookが、Snapchatが2013年から提供している24時間で消える「ストーリー」に似た「Facebook Stories」機能をFacebookアプリに追加し、アプリ内カメラにマスクやエフェクトを追加した。 - 24時間で投稿消える新機能、Facebook Messenger日本版に追加 Snapchat対抗
Snapchatの「Stories」とほぼ同じ機能だ。 - Facebook、Snapchatの人気セルフィー動画加工ツールの競合「MSQRD」を買収
Snapchatの機能を何度か取り入れようとしてきたFacebookが、今度はSnapchatの人気機能「Lens」に似たセルフィー加工ツール「MSQRD」のメーカーを買収した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.