アジアオリンピック評議会はこのほど、4年に1度開催しているスポーツ国際大会「2022年 アジア競技大会」で、コンピュータゲームの腕を競い合う「eスポーツ」を正式なメダル種目にすると発表した。
eスポーツは、野球やサッカーなど一般のスポーツと同様に、競技としてコンピュータゲームの腕を競い合うもの。海外では“プロスポーツ”という認知が浸透し、プロリーグやプロチームも存在するが、日本では競技者数が少なく、発展途上にある(関連記事)。
eスポーツがメダル種目になるのは、2022年に中国・杭州で開催されるアジア競技大会。アジアオリンピック評議会が、大会スポンサーの中国Alisports(Alibabaグループ傘下)と連携し、実現したという。18年のアジア競技大会(インドネシア・ジャカルタ)でも参考種目になる予定だが、具体的なゲームタイトルなど、競技の詳細は明かされていない。
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