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「パズドラ」不正アプリ ガンホーが「法的対応を検討」
不正アプリは、パズル盤面を読み取り、表示されるルートを指でなぞるだけで、効率よく「ドロップ」を消せるという内容だった。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは5月1日、スマートフォンゲーム「パズル&ドラゴンズ」のパズル操作を有利にする不正アプリについて「法的な対応を検討している」と発表した。
パズル&ドラゴンズ(パズドラ)は、盤面に並んだ30個の「ドロップ」を入れ替え、縦や横に3個以上並べて消していくゲーム。問題のアプリは、パズル盤面にルートを表示し、ユーザーがそれを指でなぞるだけで効率よくドロップを消せるという内容だった。同社は「(不正なアプリが)パズドラのゲーム性を著しく損なわせ、運営に多大な影響を与えている」と判断し、法的対応を検討しているという。
パズドラでは、ユーザー同士がスコアを競い、ランキングに応じて報酬(アイテムなど)を獲得できるゲーム内イベントが実施されている。4月17〜23日のイベントで、一部のユーザーが不正アプリを利用し、「ランキングに影響を与えたことを完全に否定できない」と同社は判断。該当イベントの報酬区分を引き下げるほか、参加したユーザーにアイテムを配るなどの対応を行う。
パズドラ運営チームは、不正行為を常時監視し、措置を行うと説明。ユーザーに対しては、プレイ時の禁止事項をあらためて確認するように促している。
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