TSUTAYAや蔦屋書店などを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は5月15日、カメラ販売のキタムラの第三者割当増資を引き受け、6月1日に筆頭株主になると発表した。連携を強化し、キタムラの人材やノウハウをTSUTAYAなどが展開する写真関連サービスに生かす。
CCCが第三者割当増資を引き受け、既存株主からも一部株式を取得する。取得後の保有比率は29.7%で、筆頭株主になる予定。
両社は2013年に資本業務提携を結んでいる。CCCは今回の買い増しで、キタムラとの連携を強化。キタムラの店舗網と会員基盤、専門知識を持つ人材やノウハウと、CCCの店舗企画、マーケティングなどを組み合わせ、「より顧客価値が高い製品やサービスの開発を進める」という。
キタムラのイメージングビジネスの収益性向上や、キタムラ店舗網の再構築、新業態の開発などを目指すほか、モバイル関連の製品・サービスの共同開発も進める。
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