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ディズニーに公開前映画が人質の身代金要求(拒否したとCEO)
Walt Disneyが、公開前映画を人質にとられ、Bitcoinでの身代金要求を受けたがこれを断ったと同社のロバート・アイガーCEOが語った。
米Walt Disneyのロバート・アイガー会長兼CEOは5月15日(現地時間)、ニューヨークで開催されたABCの会合で、公開前の映画を人質にBitcoinでの身代金(ランサム)支払いを要求されたが断ったと語った──。米The Hollywood Reporterが同日、複数の情報筋の話としてそう報じた。
アイガー氏は、この件について米連邦捜査局(FBI)と協力しているとも語ったという。
同氏は具体的な作品名は明かさなかった。請求してきたハッカーは、まず作品の5分間分をネットに流し、それでも身代金を支払わなければ次は20分間分を流すと脅迫したという。
同社は「パイレーツ・オブ・カリビアン5/最後の海賊」をまず米国で5月26日に公開する予定だ。傘下のPixarによる「カーズ3」は6月16日封切りの予定。12月5日封切り予定の「STAR WARS: THE LAST JEDI」のコンテンツが盗まれたといううわさもある。
4月末には、米Netflixの人気オリジナルコンテンツ「Orange is the New Black」の次期シーズンのコンテンツの海賊版が正式公開前にネットで公開され、「thedarkoverlord」と名乗るグループがNetflixが身代金要求に応じなかったから公開したと宣言した。
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