Google、カレンダーや写真を6人で共有できる「ファミリーグループ」提供開始
Googleが、各種サービスのファミリープランやGoogleカレンダー、Googleフォトのコンテンツを6人までのメンバーで共有し、管理するためのツール「ファミリーグループ」を発表した。
米Googleは5月23日(現地時間)、6人までのGoogleユーザーで音楽や動画、カレンダー、「Google Keep」などを共有できる「ファミリーグループ」機能を発表した。一部のサービス(後述)を除き、既に日本でも利用できる。
同社は昨年、「Google Play Music」のファミリープラン、Androidアプリやコンテンツを共有する「Family Library」という2つの家族向けサービスを発表した。また、今年3月には子どものGoogleアカウントをペアレンタルコントロールするためのアプリ「Family Link」を米国で招待制で開始した。
ファミリーグループは、そうした一連のサービスのメンバーを管理するためのツール。上記サービスに加え、米国で提供している月額35ドルでテレビ番組見放題の「YouTube TV」、予定表の「Googleカレンダー」、クラウドメモアプリ「Google Keep」、写真サービス「Googleフォト」も家族で共有できるようになった。
管理者は5人までのGoogleアカウント(家族でなくても同じ国に住んでいる人であれば追加できる)をファミリーに招待できる。招待されたユーザーはメールでそれを受け入れると、ファミリーとして上記のサービスを共有できる。
例えばYouTube TVでは、月額35ドルでメンバー全員がそれぞれコンテンツを見放題になる。視聴履歴や保存したコンテンツは管理者であっても見ることはできない。
カレンダーは、My calendarに自動的に「Family」が追加され、ここに記入した予定はファミリー同士で共有することになる。Keepやフォトのコンテンツはすべてが自動的に共有されるのではなく、共有先として「ファミリーグループ」を選べるようになる。1人ずつ追加するより楽だ。
現在日本では、Family LinkとYouTube TV以外のサービスが使える。
関連記事
- 「YouTube TV」スタート 月額35ドルでテレビ番組見放題、クラウドに録画放題
「YouTube TV」はPCのWebブラウザやAndroid/iOSのYouTubeアプリなどで月額35ドルで多数のテレビ番組を視聴できるサービス。クラウドDVRに容量無制限で録画し、どこからでも再生できる。 - Google、子どものスマホ使用を管理する保護者向けアプリ「Family Link」
Googleがペアレンタルコントロールアプリ「Family Link」の招待制での提供を米国で開始した。子どもに与えるAndroid端末をこのアプリから管理できる。ダウンロードするアプリを制限したり、アプリの利用状況をチェックしたり、リモートでロックしたりできる。 - Google PlayのAndroidアプリやコンテンツを6人で共有する「Family Library」開始 日本でも
Googleは、Google Playで購入するアプリやコンテンツ(音楽を除く)を6人までのメンバーで共有できる「Family Library」を立ち上げた。日本でも向こう数日中にサインアップできるようになる。アプリ以外のコンテンツはiOS端末やWebブラウザでも視聴できる。 - 「Google Play Music」ファミリープランが日本でも 月1480円で6人まで 「Apple Music」と同額
「Google Play Music」で、家族6人まで月額1480円で聴き放題になる「ファミリープラン」がスタート。Apple Musicと同額だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.