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レオパレス、AI活用で年間4200万円削減へ

レオパレス21が、AI技術を活用し、入居者の申し込み書類などの手書き文字を読み取り、自動入力するシステムを導入。

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 レオパレス21は5月26日、人工知能(AI)技術を活用し、入居者の申し込み書類などの文字を読み取り、自動入力するシステムを導入すると発表した。これまで従業員の手動だった入力作業を自動化し、年間約2万900時間の作業時間、約4200万円のコストを削減する見込み。

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手書き文字をAIで読み取り、自動入力する

 AIベンチャーのAI inside(東京都渋谷区)が開発する文字認識システム「Intelligent OCR」を導入。賃貸契約時・退室時に、入居者(法人のみ対象)の申し込み書類から、手書き文字を読み取り、データベースに入力する。Intelligent OCRは、画像から文字を認識するだけでなく、文字を細かく分解し、部首などの組み合わせを学習することで、より高精度に手書き文字を読み取れるという。

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文字を細かく分解することで精度向上(AI insideのWebサイトより)

 これまで従業員が手作業で行っていた入力を、同システムが代替することで、年間約2万900時間の作業時間、約4200万のコストを削減できると見込んでいる。余った作業時間を、さらなる顧客サービスの向上に振り分けるほか、社員のワークライフバランスの向上につなげる考え。

 近年、ロボット・AIを導入し、人間の手作業を代替する動きが広がっている。今年3月には、牛丼チェーン大手の吉野家が、食器洗浄の工程にアーム型ロボットを導入。1日当たりの作業時間を約2.3時間から約1.8時間に短縮できるとしている(関連記事)。

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レオパレス21の公式サイト

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