マストドン(Mastodon)運営チームは5月29日、最新版リリース「1.4.1」を公開した。タイムラインに表示させる言語をフィルタリングできる機能が正式に搭載され、インスタンスの非表示も可能に。DMの会話がより分かりやすくなり、新しいマストドン絵が組み込まれた。
これまではマストドン開発者であるオイゲン・ロッコさんのMediumでこうした大きな発表を行ってきたが、今後はその発表の場を新設されたjoinmastodon.orgのディスカッションボード「discourse」に移管する。新バージョンの詳細はここに記載されている。
オイゲンさんによれば、今回のリリースはあらかじめ組んだロードマップに沿って作られた初めてのリリースで、5回のリリース候補(RC)を経て完成された。
コンテントフィルタリングと不正利用の取り扱いに関して最も要望の多かった3つの機能を組み込んだとオイゲンさんは説明。それは、会話のミュートおよび第三者が設定したタグから任意で抜けられること、ドメインによるフィルタリング、そして言語フィルタリングだという。言語フィルタリングでは日本語とロシア語の検出がより正確に行われるようになった。
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これまでは開発者向けのGitHubページしかなかった。
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