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リチウム電池内蔵機器、機内預け入れ時に梱包義務化
リチウム電池内蔵の電子機器を、航空機の貨物室に預ける場合は、電源をオフにしたり、梱包したりすることが義務付けられるように。
国土交通省は6月9日、航空機の利用客がリチウム電池内蔵の携帯電話やノートPCなどを貨物室に預ける場合、梱包(こんぽう)するなどの安全措置を義務付ける方針を発表した。同日から18日まで公募する一般意見を踏まえ、7月1日から適用する見通し。
リチウム電池が貨物室内で発火するリスクに対処する狙い。利用客が預ける際に(1)電源を完全に切る(スリープモードは不可)、(2)偶然作動したり、損傷したりしないようにする(スーツケースにしまう、衣服で包むなど)――という措置を義務化する。
航空法は国際民間航空機関(IACO)の指針に基づき、人に危害が及ぶ危険物の輸送を禁止している。リチウム電池を内蔵した電子機器について、ICAOが今年6月中旬に指針を見直すため、国交省も合わせて基準を改正する。
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