「少年ジャンプ」公式マンガ制作ツール「ジャンプ PAINT」登場
「少年ジャンプ」公式ペイントツール「ジャンプ PAINT」が登場。PCやスマホで、オリジナルの漫画を描いたり、プロ漫画家の原画を手本に練習したりできる。無料。
集英社は6月22日、「少年ジャンプ」公式のペイントツール「ジャンプ PAINT」を公開した。PC、スマートフォン、タブレットを使って、オリジナルの漫画を描いたり、ジャンプ作家の原画を手本に練習したりできる。「週刊少年ジャンプ」創刊50周年企画の一環。無料(アカウント登録が必要)。
オリジナルのマンガが作成・保存できるペイントツール。90種類以上のブラシ、800種類以上のトーン素材、50種類以上のマンガ用フォントが使える。MediBang(東京都港区)が開発に協力し、同社イラスト制作ツール「メディバンペイント」がベースになっている。
プロが描いた原画を手本に練習できる「チャレンジジャンプ」、ストーリーやキャラ作りなどのテクニックが学べる「ジャンプ漫画賞講座」などの機能も備える。
対応デバイスはPC(Windows/Mac)、スマホ・タブレット(iOS/Android)。日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)、ロシア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語に対応する。
制作した作品は、Webサイト「少年ジャンプルーキー」や、アプリ開発元MediBangが提供する漫画プラットフォームなどへ投稿できる。少年ジャンプルーキーでは、編集部が毎月「ルーキー賞」を選出しており、ジャンプ PAINTを利用すれば「ダイレクトにデビューを目指せる」という。
ジャンプ PAINTの公開に合わせ、コンテスト「ジャンプ世界一マンガ賞」も開催。「NARUTO‐ナルト‐」の原作者、岸本斉史さんが審査委員長を務め、入選すると「週刊少年ジャンプ」への掲載権と賞金100万円がもらえる。同ツールから応募できる(2018年1月5日まで)。
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