パルマー・ラッキー氏、OculusのゲームをHTC Viveでプレイ可能にするプロジェクトを支援
Oculus VRの共同創業者で3月に同社を辞めたパルマー・ラッキー氏が、本来「Oculus Rift」でしかプレイできない専用ゲームを「HTC Vive」でもプレイできるようにするプロジェクト「Revive」に毎月2000ドルの寄付を始めた。
「パルマーの2000ドルの寄付に感謝!」──米クラウドファンディングサービスPatreonで「Oculus Rift」専用ゲームを「HTC Vive」でプレイできるようにするプロジェクト「Revive」への寄付を募っているジュールズ・ブローク氏は6月29日(米国時間)、プロジェクトページでこう発表した。
パルマーとは、Oculus VRの共同創業者で3月にOculus VRを退社したパルマー・ラッキー氏のことだ。同氏も自身のTwitterアカウントで寄付したことを認めた。
ラッキー氏はPatreonで毎月2000ドルをReviveプロジェクトに寄付する。
米Facebook傘下のOculus VRはOculus Rift向けゲームを「Oculus Store」でのみ販売しており、これらのゲームは基本的にRift以外ではプレイできない。ゲーム専門メディアKotakuによると、Oculus VRは2016年5月にRift以外ではゲームを起動できないようにするためのハードウェアチェックを組み込んだが、1カ月後にはそれを解除したという。
Oculus VRはその段階でKotakuに対し、ゲーム開発者の利益を守るためのDRM(デジタル著作権管理)機能は続けるが、ヘッドセットのチェックは終了すると語った。つまり、ゲームはOculus Storeでしか購入できないが、購入したゲームをReviveなどを使ってRift以外のヘッドセットでプレイすることは可能になった。
Reviveは、ブローク氏がGitHubで約2年前に公開した。同氏はPatreonで、このプロジェクトのために会社を辞め、大学に籍を置いて多くの時間と金をこのプロジェクトに投じていると説明した。
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