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ぴあも「電話番号認証」必須に 不正転売対策で
「チケットぴあ」にも電話番号認証が。1つの電話番号につきIDを1つに制限することで、大量IDの不正取得によるチケット大量購入を防ぎ、高額転売抑止につなげるとしている。
ぴあは7月6日、チケット販売サービス「チケットぴあ」の会員登録に、電話番号認証を導入した。1つの電話番号につきIDを1つに制限することで、大量IDの不正取得によるチケット大量購入を防ぎ、高額転売抑止につなげるとしている。
チケットの高額転売は社会問題になっており、業界が対策を進めている。音楽関連4団体は6月、購入済みのチケットを定価で譲れるサイト「チケトレ」(運営はぴあ)を開設。チケット販売サイト「e+」も6月29日、SMS認証を導入した。
チケットぴあでは6日以降、新規会員登録時に電話番号認証が必須に。登録した電話番号から指定の電話番号に発信することで、その番号が本人のものだと認証する。固定電話からの認証も可能だ。
既存会員も6日以降、電話番号認証できる。8月以降、チケットの購入時や抽選申込時に、電話番号認証が必須に。認証が完了していない場合、購入や申し込みはできない。
チケットぴあでは、架空の電話番号や偽名を使うことで不正に複数IDを取得し、チケットを大量購入するユーザーがいたという。電話番号認証により不正購入を防ぎ、チケットの不正な高額転売防止につなげるとしている。
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