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Facebook、地域密着の新キャンパス「Willow Campus」構想を披露
Facebookが2015年に購入した現本社キャンパス近くの広大な土地を地域密着型の新キャンパスにする計画を発表した。オフィスだけでなく、住居や商業地区、コミュニティーセンターもある「Willow Campus」は2021年完成の予定。
米Facebookは7月7日(現地時間)、米カリフォルニア州メンロパークの本社キャンパス拡張計画を発表した。約43万平方フィート(約4万平方メートル)にオフィスだけでなく、居住地区、商業地区、病院なども建設する。完成は2021年の見込みだ。
同社は2015年に購入した現在のキャンパス近くのこの土地を「Willow Campus」と名付け、商業地区には食料品店や薬局など、生活に必要な一通りの小売店がそろい、この地域で長く望まれていたコミュニティーセンターも建設するという。
居住地区には1500棟の住宅を用意してFacebookの従業員が住む他、その15%を地域の平均より安く一般人に貸し出すとしている。従業員の住居を職場に隣接させることで、サンフランシスコなどで問題になっているIT企業従業員増加による家賃高騰や交通渋滞の問題を解消する狙いもあるようだ。
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