レオパレス21は7月10日、顔認証でエントランスのオートロックを解錠できるシステムを新築の賃貸マンションに導入すると発表した。備え付けのタブレットに顔を近づけるだけで居住者の本人確認を行い、中に入れるという。賃貸物件での導入は初(同社調べ)。
顔認識による解錠システムを導入するのは、31日に完成するマンション「LOVIE 麻布十番」(東京都港区)。タブレットで検出した顔画像を専用のサーバ上に送り、登録済みの居住者と判断するとドアのオートロック(共用部)を遠隔解錠する仕組み。認証用のICカードやICタグを持ち歩かずに済むメリットがある。
検出した顔の画像や照合結果は保存されるため「安全面での向上につながる」(同社)という。顔認証システムは、日本電気(NEC)のAI(人工知能)技術「NeoFace」を採用した。
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