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マンション管理人もAIに 「AI管理員」実験スタート
マンション管理人もAIに――マンション住人からの質問に、AIを使った音声対話で答える「AI管理員」の実証実験がスタートする。
マンション管理人もAIに――大京グループでマンション管理事業を手掛ける大京アステージは5月31日、マンション住人からの質問に、AIを使った音声対話で答える「AI管理員」「AIコンシェルジュ」の実証実験を7月に始めると発表した。年内のサービス開始を目指す。
マンション住人専用サイトにログインしし、「駐車場を借りたい」「粗大ゴミを出したい」「宅配便を出したい」などと話しかけると、「AI管理員」や「AIコンシェルジュ」が回答する。当初は約200通りの応答をプログラム。問い合わせが多い内容への回答を順次、追加していく。
ベンチャー企業・NextremerのAI対話システム「minarai」を採用。サイトはPCから利用できるほか、スマートフォンやタブレットへの対応も検討する。
夜間など管理人やコンシェルジュ不在時や、コンシェルジュが導入されていない物件での利用を想定したサービスで、業界初の試みという。モニターとなる居住者を6月に募集し、7月から実証実験を始める予定だ。
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