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マストドン新書セミナーに行ってきた 「マストドンの中で対立はあったほうがいい」:マストドンつまみ食い日記
マイナビ新書のマストドン本著者5人によるセミナーに参加してきた。その第1報。
「マストドン 次世代ソーシャルメディアのすべて」出版記念セミナーが7月10日、お茶の水のデジタルハリウッド大学で開催された。2部構成で、最初は小林啓倫さんによるマストドン概論。小林さんは書籍で第1章を担当したが、今回は本書で収録しきれなかった最新の話題も含め、分散型SNSとしてのマストドンについて解説した。
分散SNSフォーラムで墓場人夜さんが紹介した、GNU socialのコミュニティーであるFreezePeachが「fuck Mastodon」とマストドンを敵視している経緯について言及、さらに、きぼうソフトによる回転テキストをオイゲン・ロチコさんがバージョン1.4.4で止めたことなど、分散SNSの世界が一枚岩ではないことを指摘。しかし、小林さんはそれが良いことだと主張する。
イノベーションが起きるには、あえて対立を起こすことが必要で、機能に限定しても対立があってぶつかり合う、そのダイナミクスの中から新しいものが生まれるのではないか、と「多様性とイノベーション」(デビッド・スターク著)を引用し、それが現在のマストドンでは起きており、それはユーザーにとっても歓迎すべき状況だと小林さんは結論づけた。
後半の、著者5人によるパネルディスカッションは明日掲載予定。
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