ぴあは7月20日、1万人規模の音楽コンサートアリーナを、横浜市のみなとみらい地区に建設し、2020年春に開業すると発表した。東京五輪を控えてホール・会場不足が深刻化する中、新たな会場を建設して音楽業界のニーズに応える。
三菱地所から土地を借り受けて建設。運営・管理はぴあが担う。初期投資費用は約100億円で、自己資金と借入金をあてる。民間企業が単独で1万人規模のアリーナ建設・運営を主導するのは国内初という。
敷地面積は1万2000平方メートル、建物は地下1階・地上4階、延床面積は約2万1000平方メートルを想定している。収容人数は約1万人(着席時)。場所は、みなとみらい3-2(38街区)(みなとみらい線「みなとみらい駅」徒歩7分・JR「桜木町」駅徒歩9分)。
ライブ・エンタテインメント市場規模はここ5年で約2倍に成長している一方、東京五輪を控えてホール・会場不足が深刻化している。同社は新ホールの建設を通じ「社会的課題の解決に貢献したい」としている。
ホールは「コンサートを見る側と演じる側双方にとって環境や使い勝手を最適化した新しいタイプの音楽アリーナを目指す」という。用途は音楽コンサートを中心にするが、公演のジャンルは問わない。
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