東芝は7月21日、電力計などを製造するスイスの連結子会社、Landis+Gyr(ランディス・ギア)がスイス証券取引所に上場すると発表した。東芝は、上場時の株式売り出しで保有分全てを売却し、2017年度に約400億円の売却益を計上する見込み。
上場日は21日で、25日付で東芝の子会社から外れる。売却価額は約1617億円。
Landis+Gyrは、2011年に東芝と官民ファンドの産業革新機構が共同で買収した。出資比率は東芝が60%、産業革新機構が40%。産業革新機構も、保有する全株式を売却するとしている。
7月3日時点では、東芝は、上場計画と並行して第三者への売却などの選択肢も検討していた。
米原子力事業で巨額損失を計上した東芝は、半導体事業を分社化し、一部株式の売却先を募るなどして、損失の穴埋めを進めている(関連記事)。
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