ニュース
みずほ銀行、Airbnbと民泊で提携 顧客の空き部屋活用
みずほ銀行が民泊大手のAirbnbと提携。顧客企業が空き物件などを宿泊施設として旅行者に貸し出す民泊ビジネスを支援する。
みずほ銀行は7月25日、民泊サービス大手の米Airbnbと業務提携したと発表した。同行の法人顧客にAirbnbを紹介し、その企業が持つ空き部屋を旅行者などに貸し出す民泊ビジネス参入を支援するという。Airbnbと邦銀の提携は初めて。
Airbnbは、空き部屋を貸したい個人や企業と旅行者をマッチングする大手民泊サービス。提携を通じ、みずほ銀行が社宅などの空き物件/空き部屋を持つ取引先企業にAirbnbを紹介。Airbnbは民泊事業のノウハウなどを提供し、その企業が空き部屋をAirbnbユーザーに貸し出す民泊ビジネスを支援する。2018年度をめどにサービス化する予定だ。
Airbnbとみずほ銀行、同行が新規事業を目的に投資ファンドと設立したBlue Labの3社で提携する。みずほ銀行によると、民泊市場の拡大や2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え「企業の眠っている資産の有効活用に貢献できればと考えている」という。
民泊ビジネスに参入する企業に対して投融資も行う。このほか、民泊に向けた企業の空き部屋リノベーション需要や、旅行者増に伴う地域活性化などの需要を見据えた関連ビジネスも検討する。
関連記事
- Airbnb、難民への無料宿泊提供プログラム立ち上げ
Airbnbが、世界中の難民に無料で宿泊場所を提供するための新しいホストコミュニティ「Open Homes Platform」を立ち上げた。コミュニティに登録すると、支援団体のマッチングを経て難民に部屋を提供できる。 - 「同じ観光名所に行き同じ写真を撮る人々、それでいいのか」──民泊のAirbnb、日本で観光体験仲介サービス地域を拡大
旅行者と空き部屋の提供者をつなぐ「ホームシェアリングサービス」を手掛けるAirbnbが、旅行関連サービスを拡張。観光体験(ツアー)を仲介する「体験」サービスの実施地域を東京に続いて大阪に広げる。 - Airbnb、福岡市“宿不足”を民泊で解決へ 交流増やす「ラボ」設置
Airbnbが、ホストと宿泊客などが交流する取り組み「ホームシェアリングラボ」を福岡市で始める。「街ぐるみでの宿泊を実現し、潜在的な宿泊需要を吸収する」。 - Airbnb、国内のホテル・旅館予約に本格参入 オンライン旅行会社と提携で
これまでは、ホスト個人が提供する家や部屋をメインに取り扱っていた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.