ニュース
Intel、最大18コア「Core X」最上位モデルを9月25日発売
下位モデルが販売中の「Core X」シリーズだが、いよいよ最大18コア/36スレッドの上位モデルが発売される。
米Intelは8月7日(現地時間)、ハイエンドデスクトップPC向けプロセッサ「Core X」シリーズの全仕様を公開した。
2017年5月開催の「COMPUTEX TAIPEI 2017」で発表されたCore Xシリーズは、VR(仮想現実)、コンテンツ制作、ゲーム、オーバークロックといった用途を想定したハイエンドデスクトップPC向けプロセッサだ。10コア/20スレッドの「Core i9-7900X」など下位モデルが先行して販売されており、今回は12〜18コアを備えた上位4モデル(以下)の詳細と発売日が明らかになった。
- Core i9-7980XE Extreme Edition(18コア/36スレッド、ベース:2.6GHz、TB2.0:4.2GHz、TB3.0:4.4GHz、1999ドル)
- Core i9-7960X(16コア/32スレッド、ベース:2.8GHz、TB2.0:4.2GHz、TB3.0:4.4GHz、1699ドル)
- Core i9-7940X(14コア/28スレッド、ベース:3.1GHz、TB2.0:4.3GHz、TB3.0:4.4GHz、1399ドル)
- Core i9-7920X(12コア/24スレット、ベース:2.9GHz、TB2.0:4.3GHz、TB3.0:4.4GHz、1199ドル)
※TB2.0はTurbo Boost 2.0 Technology 、TB3.0はTurbo Boost Max Technology 3.0の意、価格は1000個ロット時
発売日(現地時間)は12コアのCore i9-7920Xが8月28日、14〜18コアの上位3モデルが9月25日の予定だ。AMDは最大16コア/32スレッドのハイエンドデスクトップPC向けプロセッサ「Ryzen Threadripper」を先行して市場投入しており、日本国内では8月10日(日本時間)に発売する。これに対抗するスペックのプロセッサが、Intelからも登場することになる。
関連記事
- Core Xの性能は? Core i9-7900XとCore i7-7740Xを比較する
- 新型「Core X」発売 一番人気はCore i7-7820X
Intelの新世代ハイエンドCPU「Core X」シリーズが店頭に並び、早速売れ筋が生まれている。一方、マイニング需要は一部のショップで落ち着いてきたとの声も。 - 16コアの「Ryzen Threadripper 1950X」は999ドル 8月初旬発売
AMDが最新デスクトップ向けCPU「Ryzen Threadripper」および「Ryzen 3」の発売時期と価格を発表した。 - Intelが超ハイエンドプロセッサ「Core Xシリーズ」を発表 最高18コア・36スレッドの「Core i9」も新登場
IntelのCore iプロセッサファミリーに、新たにゲーミング・プロフェッショナル向けの最上位シリーズが登場する。これに合わせて、Core iファミリーには「i9」も加わることになった。 - 反転攻勢へ!「Ryzen 7」の爆速性能を確かめる
Intelに対し、Bulldozer以降劣勢だったAMDが反転攻勢をかけるこの瞬間を、ベンチマークとともに確かめてみたい。Core i7-7700Kとの対決では、Ryzen 7勢がCPU性能で圧倒した。 - 3万円台で6コア/12スレッドCPUが買える時代 Ryzen 5の実力は?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.