ニュース
Amazon、Whole Foodsの食品値下げや店鋪への「ロッカー」設置を計画
Amazon.comが、約137億ドルのWhole Foods Market買収を8月28日に完了する。食品値下げや「Amazonフレッシュ」の拡充、店頭への「Amazon Locker」の設置などの計画を発表した。
米Amazon.comは8月24日(現地時間)、6月に発表した米自然食小売Whole Foods Marketの買収を28日に完了する見込みであると発表した。
Whole Foods Marketの460以上の店鋪では、28日からバナナやオーガニックチキンなど、一部の食品を値下げする。値下げする食品は今後拡大していく。
この他、以下を計画している。
- 「Amazonプライム」と Whole Foods Marketのポイントサービスなどを利用できるプログラムを統合する(ポイントサービスなどをAmazonプライムで利用できるようになる)。
- Whole Foods Marketの食品をAmazonのオンラインストア、「Amazonフレッシュ」「Amazonパントリー」「Prime Now」で販売する。
- 「Amazon Locker」を Whole Foods Marketの一部の店鋪に設置する。これによりAmazonで購入した商品を最寄りの Whole Foods Marketで受け取れるようになる。
Amazon.comは6月にWhole Foods Marketを約137億ドル(約1兆5200億円)で買収すると発表した。Whole Foods Marketは買収完了後もブランドを維持し、共同創業者であるジョン・マッケイ氏がCEOに留まる。
この発表の前日には、米Googleと米Walmartがオンラインショッピングでの提携を発表している。
関連記事
- GoogleとWalmart、「Google Assistant」での音声ショッピングでAmazon.comに対抗
米小売大手のWalmartが「Google Express」に参加し、「Googleアシスタント」搭載の「Google Home」での音声によるショッピングサービスを9月に始める。Googleはまた、Expressの会費を無料にした。 - Amazon、自然食小売りのホールフーズを137億ドルで買収
「Amazonフレッシュ」を展開するAmazon.comが、米自然食スーパーマーケットチェーンのWhole Foods Marketを約137億ドル(約1兆5200億円)の現金で買収すると発表した。 - Amazon.com、オンライン購入品をロッカーで受け取れる「Instant Pickup」
Amazon.comは、モバイルアプリで発注した商品をAmazon店舗のロッカーでピックアップするプライム会員向けサービス「Instant Pickup」をまずは米国でスタートした。 - 生鮮品届ける「Amazonフレッシュ」エリア拡大 新宿区や市川市など
野菜や肉、乳製品など生鮮品を購入できる「Amazonフレッシュ」のエリアが拡大。東京都新宿区や千葉県市川市などが加わった。 - Amazon、生鮮食料品の宅配を開始――まず米ワシントン州で
Amazon.comが、本拠地シアトル近郊で、生鮮食料品の宅配サービスを開始した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.