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Instagramの著名人アカウントがハッキング被害、個人情報が流出
Instagram APIのバグが悪用され、複数の著名Instagramユーザーの個人情報が何者かに不正アクセスされた。
Facebook傘下のInstagramは、有名人のアカウントが何者かにハッキングされ、メールアドレスや電話番号などの個人情報が盗まれる事件が起きていたことを明らかにした。メディア各社が伝えた。
米Varietyなどの報道によると、Instagramは声明の中で、「Instagram APIのバグが悪用され、1人あるいは複数の個人が、複数の著名Instagramユーザーの個人情報(電子メールアドレスと電話番号)に不正アクセスし、それらを入手していたことが、最近になって判明した」と説明している。
不正アクセスした人物は、Instagram APIのバグを利用して、狙ったアカウントのメールアドレスと電話番号が含まれるコードを盗み出したと思われる。このバグは既に修正されており、アカウントのパスワードが流出した形跡はないとしている。
今回狙われたのは著名ユーザーのアカウントで、Instagramは認証済みアカウントの保有者にこの問題について通知したと説明。「知らない相手からの着信やメールといった不審な行為に注意してほしい」と呼び掛けている。
これに先立ちInstagramでは、米歌手セレーナ・ゴメスさんのアカウントに、元恋人のジャスティン・ビーバーさんのヌード写真が掲載され、一時的にアカウントが閉鎖される騒ぎが起きていた。アカウントは間もなく復旧し、問題の写真も削除されている。
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