ニュース
Chromeブラウザのデスクトップ版でも自動再生動画の音声ミュートが可能に
Chromeブラウザで動画を含むWebページを開くと音声付きで自動再生されてしまうことがあるが、バージョン63ではサイトごとのミュート設定が可能になり、バージョン64でモバイル版と同様に全体での制御が可能になる見込みだ。
米Googleは9月14日(現地時間)、デスクトップ版のChromeブラウザでもモバイル同様にWebページを開いた際にオーディオの自動再生をしないようにする計画を発表した。2018年1月リリース予定のバージョン64安定版で実施する。
現在は、自動再生設定の動画がエンベッドされているメディアサイトを開くと、動画が自動再生され、音声が鳴り響く。Googleの文書によると、これを嫌って自動再生を阻止するサードパーティー製の拡張機能をインストールするユーザーが多いという。
これを受け、自動再生設定の動画を音声をミュートして再生できるようにする。
自動再生の制御機能は段階的に追加していく。10月リリース予定のバージョン63で、Webサイトごとに音声自動再生をミュートする機能を追加し、バージョン64でユーザーがより自由に音声再生を設定できるようにする。
モバイル版Chromeでは2年前から動画の自動再生時の音声はミュートされている。モバイルとデスクトップのポリシーを統一することで、サイトオーナーは個別の設定をする必要がなくなる。
関連記事
- Google、検索結果の動画をその場で6秒再生する機能をAndroidに
Android端末のGoogleアプリあるいはChromeブラウザの検索結果の「動画」コーナーのサムネイルが6秒だけ自動再生するようになる。初期設定ではWi-Fi接続でのみ有効だ。 - Chromeブラウザの“Flash→HTML5デフォルト化”完了は2017年10月 Googleがロードマップ発表
GoogleがFlashブロックの一環として進める「HTML5 By Default」(HTMLデフォルト化)のロードマップを発表した。2017年2月リリース予定の「Chrome 56」でごく一部のFlash利用WebサイトでFlash実行を許可するかどうか尋ねる画面が表示されるようになり、10月にはすべてのFlashサイトが対象になる。 - Android版Chrome 54、動画のバックグラウンド再生などの新機能
Android版Chromeが間もなくバージョン54にアップデートする。再生した動画をChromeを閉じてもバックグラウンドで再生し続ける機能や、ログインパスワードの変更を自動更新する機能などが追加される。 - Google Chromeの最新βにうるさいタブがすぐ分かるアイコン表示
Googleが公開したβ版Chromeブラウザ(バージョン32)では、多数のタブを開いていても、音声を発しているページやWebカメラを使っているタブがどれかがすぐに分かるアイコンが表示されるようになった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.