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Twitter、テロ関連アカウントを上半期だけで約30万件削除──透明性レポート
Twitterが半期ごとに公開している透明性レポートの2017年上半期版で、「テロリズムのプロモーション」関連のアカウントを29万9649件削除したと発表した。そのうち75%は最初のツイート前に凍結したとしている。
米Twitterは9月19日(現地時間)、11回目になる透明性レポートを公開したと発表した。
同社はこの中で、2017年1〜6月に「テロリズムのプロモーション」に使われていたアカウント29万9649件を削除したと発表した。削除件数は2016年7〜12月より20%減ったが、政府からの要請などを受けずに社内の解析ツールで検出して削除したアカウントが74%増加して95%を占めたという。また、削除したアカウントの75%は、最初のツイートを投稿する前に凍結したとしている。
Twitterが「テロリズムのプロモーション」と定義するのは、国際的にテロリスト組織と認識されている集団と関係する暴力を扇動・促進する行為のことだ。
2015年8月1日から削除したテロリズムのプロモーション関連アカウントは累計で93万5897件だった。
同社の7月の業績発表によると、第3四半期のMAU(月間アクティブユーザー)は3億2800万人だった。
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