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YouTube、ゲームチャンネルに新収益ツール「スポンサー」
TwitchやMicrosoftのMixerと競合するYouTube Gamingに、チャンネルオーナーがファンから収益を得られる「スポンサーシップ」が追加された。チャンネルのファンは月額490円でオーナーを支援し、特典として特別バッジやメンバー限定チャット参加権利を得られる。
米Google傘下のYouTubeは9月19日(現地時間)、ゲーム実況を含むゲーム関連動画総合サービス「YouTube Gaming」に「スポンサーシップ」を追加したと発表した。人気ゲームチャンネルオーナーはファンの視聴者からのスポンサー料を徴収できる。
スポンサーシップ対応チャンネルには「スポンサー」ボタンが追加され、これをクリック(タップ)すると月額490円(日本からの場合)でスポンサーになるボタンが表示される。
スポンサーになったファンは、月額料金で直接チャンネルを応援することになる。また、チャンネル内のグループチャットでスポンサーであることを示す特別バッジを表示できる。このバッジは、チャンネルオーナーが自分でデザインする。また、オーナーが提供するメンバー限定チャットにアクセスすることもできる。
スポンサー機能を追加できるチャンネルは以下の条件を満たす必要がある。
- YouTube Gamingチャンネルであること
- ライブストリーミングが可能であること
- 広告による収益があること
- 1000人以上の登録者がいること
- 18歳以上であること
- YouTube Gamingサポート地域にいること
- YouTubeの利用規約に準拠していること
同社はGaming以外のチャンネルでも同様のスポンサーシップをクローズドなβでテスト中だ。
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