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「自走する」宅配ロボット、六本木ヒルズで書類運ぶ 実証実験へ
ロボットベンチャーのZMPが、自動走行する宅配ロボット「CarriRo Delivery」の実証実験を六本木ヒルズで行う。
ロボットベンチャーのZMP(東京都文京区)は10月6日、自動走行する宅配ロボット「CarriRo Delivery」(キャリロデリバリー)の実証実験を10月8日〜2018年3月31日まで、六本木ヒルズ(港区)で行うと発表した。六本木ヒルズ内の店舗などからオフィスに書類などを配達するという。
CarriRo Deliveryは、搭載する宅配ボックスで荷物を届ける車型ロボット。レーザーセンサーとカメラで周囲を360度認識しながら、最大時速6キロで自走する。遠隔監視や遠隔操作も可能。ZMPが7月にプロトタイプを公開していた。
実証実験では、CarriRo Deliveryが六本木ヒルズ内の物流センターや店舗から、同じく六本木ヒルズ内の森タワーにあるオフィスに、エレベーターを使用して書類などを配達するという。今後は、六本木ヒルズ内の施設から隣接するテレビ朝日の社屋などに荷物を運ぶ実験も予定している。
店舗やオフィスなどが複合した六本木ヒルズは、垂直移動や平面移動など、さまざまな物流形態を想定した実験が可能という。実証実験の様子は随時公開するとしている。
将来は、オフィスワーカーへのコーヒーデリバリーや居住者への荷物配達など、サービスの利便性向上、物流のラストワンマイル問題の解決を目指す。
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