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ソフトバンク、SprintをT-Mobile USと経営統合か
ソフトバンクグループが、米Sprintを米T-Mobile USと経営統合させる方針で、独Deutsche Telekomと大筋合意したと、日本経済新聞が報じた。
ソフトバンクグループが、傘下の米Sprintを米T-Mobile USと経営統合させる方針で、T-Mobile親会社の独Deutsche Telekomと大筋合意したと、10月14日付の日本経済新聞が伝えた。ソフトバンクグループの広報室は「コメントを差し控える」としている。
日経新聞によれば、Sprintは米通信キャリアとして契約者数が4位で、T-Mobile USは3位。統合が実現すると1位の米Verizon Communicationsと2位のAT&Tに迫る規模となり、第5世代移動通信方式「5G」への投資や新サービスの開発競争に備えるという。早ければ月内にも発表するとしている。
ソフトバンクグループは、2014年にもSprintとT-Mobile USの統合を検討していたとみられるが、米連邦通信委員会(FCC)などからの承認を得るのが困難なため断念したと報じられていた。
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