10月19日、分散SNSマストドンのバージョン2.0.0が正式リリースされた。バージョン1.6で導入されたActivityPubプロトコルへの全面移行により、OStatusのみの過去バージョン(1.6未満)や他の分散SNS(GNU socialなど)との互換性が一部制限される。
バージョン2.0.0ではインスタンスごとのカスタム絵文字対応など絵文字関連の大幅な機能向上があるほか、複数のインスタンステーマ、ID生成へのSnowflakeアルゴリズム採用、添付メディアの代替テキスト、公開ハッシュタグタイムラインの改良、悪質メールアドレス排除管理の改善などが実装されている。
キーボードショートカットだけで大半の操作ができるのもうれしい改良だ。
- 1-9:カラム番号へのフォーカス(トゥート作成用カラムは除外)
- j:トゥートを下に移動
- k:トゥートを上に移動
- p:フォーカスされているトゥートのユーザープロフィール表示
- Enter:フォーカスされているトゥートの表示
- n:トゥート作成
- b:ブースト
- f:お気に入り
- m:メンション
- r:返信
- s:検索
- g+l:ピン留めしていないローカルタイムラインを表示
- g+t:ピン留めしていない連合タイムラインを表示
- g+f:ピン留めしていないお気に入りを表示
大手インスタンスではmstdn.jpが2.0.0への移行を果たした。
関連記事
- マストドン、2.0前夜祭 rc3公開
これで問題がなければ明日には正式版。 - マストドン、あと1週間で2.0に
カスタム絵文字が使えるようになるまでもうすぐ。 - ActivityPub実装とOStatus互換性問題
1.6と2.0という2つのバージョンについて、オイゲンさんが語っている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.