Google、「Pixel 2」シリーズの画面焼き付きやノイズ問題のソフトウェアでの対処を約束
Googleの新オリジナルAndroid端末「Pixel 2」シリーズでノイズや画面の焼き付きなどの問題が報告されていたことに対し、Googleがソフトウェアアップデートで対処するとユーザーフォーラムで約束した。
米Googleが10月4日(現地時間)に発表し、米国などで販売する新フラッグシップAndroid端末「Pixel 2」および「Pixel 2 XL」について、メディアやユーザーが指摘したハードウェアの問題について、Googleの従業員が26日、ユーザーフォーラムで対処を約束した。
まず、10月19日にユーザーフォーラムにRoy M.さんが投稿したPixel 2をアンロックすると鳴るというノイズについて、コミュニティマネジャーのオリン・ハンコック氏が26日、向う数週間中にソフトウェアアップデートで対処すると回答した。それまでは、NFC機能を無効にすればノイズはしないと説明している。
また、米Android Centralなどが報じ、他のユーザーも報告しているOLED画面の焼き付き問題と、色調のくすみについて、エンジニアリング担当副社長のシン・チャウ氏が同日、やはりユーザーフォーラムに詳細な説明を投稿し、いずれの問題もソフトウェアアップデートで対処すると語った。
焼き付き問題については、ナビゲーションボタンなどの常に表示されているオブジェクトをフェイドアウトさせたり、最高輝度を下げるなどの細い調整で対処するという。
くすんだ色調については、Googleが良いと思う色調に調整したものだが、リクエストに応えてより鮮やかなモードを追加するとしている。
Googleのスンダー・ピチャイCEOは同日、業績発表後の電話会見で、Pixel 2シリーズの予約初日の予約台数は初代Pixelの倍以上だったと語った。同氏は、今後Pixel 2の販売国を拡大していくとも語った。
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