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郵便局から飛び立つドローン 日本郵便が配送実験

郵便局と道の駅の間でドローンが荷物を運ぶ実証実験を、日本郵便が11月13日に長野県伊那市で行う。

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 日本郵便は11月6日、郵便局と道の駅の間でドローンが荷物を運ぶ実証実験を13日に行うと発表した。初めて郵便局を離着陸場として活用し、ドローンによる配送の実現に向け取り組むとしている。

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日本郵便は2016年からドローンの実証実験に取り組んできた

 長野県伊那市の美和郵便局と道の駅「南アルプスむら長谷」の間(約2キロ)を飛行する。実験は(1)郵便局員が注文票を入れた箱をドローンに取り付けて離陸、(2)道の駅に着陸後、店員が箱に注文の商品を詰める、(3)道の駅から郵便局にドローンが戻り、局員が商品を受け取る――という内容を想定している。

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 ドローンは自律制御システム研究所(千葉市)が提供し、機体が着陸する「ドローンポート」はブルーイノベーション(東京都千代田区)、機体制御機能は東京大学が開発。ドローンの通信環境はNTTドコモが整える。ドローンが安全に離着陸できるかを検証するほか、目視外でもLTEネットワークを通じて監視できるかなどを確認するという。

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 日本郵便は2016年からドローンの実証実験に取り組んでいる。山間部や離島などで、郵便物の輸送にドローンを使うことを想定し、気象条件の影響や輸送可能な重量などを検証してきた。

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