コンポタ缶が茶色に変色、ローソンが販売中止 「加温で変色」
ローソンで販売していた温めてコンポタ缶の中身が茶色に変色していたとTwitterで話題に。ローソンがメーカーと調査し、「長時間または高温の加温で変化した」と結論づけた。
ローソンは11月6日、温めた状態で販売していた缶入りコーンスープ「じっくりコトコトコーンポタージュ190g」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ製)が「茶色く変色し、味が変わっていた」との指摘を受けていた問題で、調査結果を発表した。同じ店で温めて販売していた同じ商品の数本が変色しており、「長時間または高温の加温で変化した」と判断した。同商品の販売は一時中止している。
10月30日、同商品の缶と、茶色く変色した中身の写真とともに、「ひと口飲んだらゲロの味して中身確認したらこれ。ホンマにやばい。みんな気をつけて」などと書かれたツイートがTwitterに投稿されて話題に。この投稿を見たTwitterユーザーからローソンに報告があり、ローソンがメーカーと共同で調査していた。(「コンポタ缶に不具合」ローソンが発表 「ゲロの味した」Twitter報告に「デマだろ」と中傷殺到)
同じ店の加温什器に残っていた商品をメーカーで検査したところ、数本が変色していたという。この商品は、中身に含まれている糖分とアミノ酸(またはタンパク質など)が化学反応よって茶色く変化する現象が確認されており、今回の変色も「加温による変化」と判断。病原性の菌は検出されなかったという。
加温による変化が起きないよう、メーカーは販売店に対して「60度以下・2週間以内の加温」で販売するよう推奨していた。実験では、加温什器内の商品温度は60度前後で推移していると確認したが、ローソンは「何らかの原因で高温または長期間加温された」と推定しており、今後も原因究明を進めるとしている。
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